まず、何を確かめたいかを決める
製品を比べる前に、測定結果を見て何を判断したいのか考えてみてください。料理中の粒子を調べたいのか、人がいる部屋の換気を確認したいのかで、必要なセンサーは変わります。
- 料理で出る粒子や、ろ過の効果を見たい。 空気中の細かな粒子を示すPM2.5の測定値を確認します。
- 部屋の換気を調べたい。 CO2測定を優先します。粒子も気になるなら、両方を個別に測れる機種が候補です。
- 空気中の化学物質の変化を追いたい。 VOCの表示が補足情報になります。ただし、追加機能として選ぶ前に、その数値が何を表すか確認しましょう。
モニターが検知するのは、搭載センサーに対応した項目だけです。測定項目が多くても空気全体を評価できるわけではないと、米国環境保護庁EPAは説明しています。

購入前に説明書で使い方まで確かめる
換気の確認が目的なら、CO2の測定方式が明記されていることを条件にしましょう。英国HSEは、職場の換気確認に適した携帯型機器としてNDIR方式を挙げています。NDIRは非分散型赤外線方式の略です。家庭用の候補を比較する際も、この方式を出発点にできます。「空気質モニター」という名前だけでCO2も測れるとは判断しないでください。
候補の説明書や仕様を、次の質問で比べてみてください。
- 総合スコアだけでなく、項目別の数値と単位を見られますか?
- 精度の仕様、校正方法、使い始めの設定条件が公開されていますか?
- スマートフォンをつなぎ続けなくても、午後や就寝中の記録を振り返れますか?
- その記録に必要な電源、アカウント、ネットワーク接続は何ですか?
測定間隔とアプリの更新間隔も別々に確認します。AirthingsのView Plusの説明では、この二つが異なる場合があり、電源の使い方によってPMの測定間隔も変わります。グラフの更新が遅いだけで、故障とは限りません。
自動運転との連携は、使う目的が決まってから購入条件に加えましょう。そのモニター、連携サービス、家電の組み合わせで、必要な測定値と操作が使えるかを確認します。
置き場所と数値の意味をそろえる
説明書どおりに校正し、部屋の状態を捉えやすい場所に置きます。CO2測定について、HSEは窓などの開口部を避け、人から50cmを超える距離を取るよう案内しています。センサーの近くで息を吐いたときの一回の数値より、在室人数を記録しながら繰り返し測った結果を見ましょう。
画面では、まず数値の種類を確認します。
- PM2.5濃度。 単位と平均を取る期間を確認してください。EPAの年平均基準9.0µg/m³は、室内の一瞬の測定値を合否判定する基準ではありません。
- VOCの表示値。 濃度なのか指数なのか、どう解釈するのかを説明書で確認します。共通の「安全な数値」を当てはめないでください。EPAによると、警告の基準はメーカーが設定しており、多くの室内汚染物質には広く合意された濃度基準がありません。
- 相対湿度。 EPAの目安は60%未満、できれば30~50%です。湿気は粒子や換気とは分けて確認しましょう。
下の色付きメーターは、元の測定値も確認するための説明図です。すべての製品に共通する色分け基準を示しているわけではありません。

次の家電を買う前に、対処を選ぶ
粒子の数値が繰り返し上がるなら、まず発生源を確認します。 ろ過は、発生源への対処やきれいな外気による換気を補うものです。EPAの説明もこの順序を重視しています。空気清浄機を追加するなら、CADR・フィルター・部屋の広さから選ぶガイドで必要な条件を絞れます。
人がいる間にCO2が増えるなら、換気を見直します。 粒子を除去する空気清浄機ではCO2は減りません。粒子の数値が下がっても、換気の問題が解決したとはいえない点は、HSEの案内でも確認できます。
ある作業のあとにVOCの数値が変わったら、その作業を記録します。 発生源を調べつつ、特定の化学物質について判断する前に、メーカーが説明する測定対象を確認しましょう。前後を比較するときは、同じモニターと設定を使います。

図は二つの機器を併用する場面で、実際の接続可否は製品ごとの確認が必要です。また、一般的な空気質モニターは、認証された煙・一酸化炭素警報器の緊急警報機能を代替できません。警報器は別に備えてください。
この記事の作り方
ChexlowのAIエディターが、EPAとHSEの案内、およびAirthingsのメーカー資料をもとに執筆しました。家庭用モニターを初めて選ぶ際に必要な、センサーの機能、測定値の限界、記録機能を説明する購入ガイドです。
Chexlow編集部がまとめました · 記事内の画像はAIイラストです
