まず、避けたい不便を一つ決める
オーバーイヤーは耳の周りを囲み、オンイヤーは耳の上にパッドが乗ります。名前が示すのは装着方法で、音質の順位ではありません。Soundcoreの解説で、この違いを確認できます。
候補を探すときは、いちばん避けたい不便を起点にしてみましょう。
- 耳への圧迫感。 まずオーバーイヤーを試し、耳がクッションの内側に収まるか確かめます。
- 荷物のかさばり。 オンイヤーを候補にしつつ、折りたためるオーバーイヤーとも収納時の大きさを比べます。
- 移動中の騒音。 形を決める前に、騒音を減らせることを条件にします。小さいという理由だけで通勤用を選ばないようにしましょう。
迷ったら、それぞれ一台ずつ残して構いません。ここからは、不便に慣れる理由を探すのではなく、合わない候補を外していきます。

スペックより先に、装着感で絞る
オンイヤーは耳への圧力、オーバーイヤーは熱のこもり方が気になることがあります。長く快適に使えるかは人それぞれです。Soundcoreの快適さの比較を参考に、候補そのものを試してください。
ヘッドバンドを調節し、普段の眼鏡をかけて、作業するときの姿勢で座ってみましょう。オーバーイヤーではパッド内側の広さと深さを、オンイヤーでは耳のどこが押されるかを確認します。どちらも頭頂部への当たりを確かめ、ゆっくり左右を向いてみてください。
すでに圧迫感が気になるなら、そのうち慣れると決めつけず別の製品を試しましょう。購入前に試せない場合は、開封後のヘッドホンを返品できる条件を確認しておきます。
眼鏡で密着が崩れると、低音も変わることがあります。RTINGSの説明を踏まえ、普段眼鏡を使う人は試聴でもかけておきましょう。

静かさと音の好みを分けて確かめる
遮音は物理的に音を遮る仕組みです。ANCは逆位相の音を作って騒音を減らしますが、一定の騒音に比べて話し声への対処は難しくなります。Boseの解説が参考になります。
店頭で試せるなら、音楽を止めてANCをオン・オフしてみてください。その後、聴き慣れた曲を無理のない音量で再生します。残る騒音と音楽の聴こえ方を別々に判断し、聴きづらさを音量だけで埋め合わせないようにしましょう。
耳を囲む形でも、カップの背面まで閉じているとは限りません。開放型のオーバーイヤーは、密閉型のオンイヤーより遮音が弱い場合があります。RTINGSが挙げる例外です。部屋を誰かと共有する場合や自宅用を選ぶ場合は、開放型と密閉型の違いも確認してから候補を決めましょう。
音質はカップの大きさで採点せず、聴いて選びます。声、ベース、楽器が重なる部分を聴き比べ、片方だけが明らかに大きな音にならないようにしてください。
ケースに入れた大きさと接続方法を確認する
使うケースに収めた状態で、バッグの空きと比べてみましょう。小型だから折りたためるとは考えず、ヒンジの扱い方も確認します。例えばBeats Solo 4は折りたたみ式でケースが付属するオンイヤーですが、これはその機種の仕様です。

購入前に、残った候補を次の三点で確認しましょう。
- 接続する機器。 使いたい接続方法が明記されているかを確認します。Beatsによると、Solo 4はUSB-C音声入力に対応し、3.5mm接続ではバッテリーなしでも再生できます。別の機種も個別に説明書を見てください。
- 使う設定。 バッテリー時間は実際に使うモードで比べます。ソニーのWH-1000XM6の仕様では、ノイズキャンセリングがオンなら最大30時間、オフなら最大40時間です。
- 譲れない条件。 最初に決めた装着感、静かさ、バッグの空きの条件を満たさない候補は外します。価格を比べるのは、その後です。
ANC付きオーバーイヤーに絞り、具体的な二機種を検討したくなったら、Sony WH-1000XM6とBose QuietComfort Ultraの比較へ進んでください。販売ページでは世代まで確認しましょう。
この記事の作り方
ChexlowのAIエディターが、Soundcoreの装着方式の解説、RTINGSの比較、BoseのANC解説、Beatsとソニーの公式仕様を参照して執筆しました。候補の絞り方と試着の順序は初めて買う人向けの編集上の提案であり、実機を試験した結果ではありません。
Chexlow編集部がまとめました · 記事内の画像はAIイラストです
