製品を選ぶ前にドアを確認する
まず、ドアの室内側、室外側、側面を見てください。ここでは、かんぬきをドア枠に差し込むデッドボルトの後付け型と交換型を比べます。ケースがドア内部に埋め込まれた錠前、複数箇所で施錠する機構、一体型の電子錠にも同じ製品が付くとは限りません。
- 錠前を特定する。 今の錠前の写真と型番を用意します。メーカーの適合表に見当たらない場合は、購入候補のメーカーに写真を送って確認しましょう。
- 取り付け図と照合する。 ドアの厚さ、穴の寸法、周囲の装飾との隙間、バックセットを記録します。バックセットはドアの端から錠前の穴の中心までの距離です。たとえばEncode Plusの仕様は厚さ35〜45mm、バックセット60mmまたは70mm。スマートロック共通の寸法ではありません。
- 室内側から動きを確かめる。 ドアを持ち上げたり引いたりしないと施錠できないなら、購入前にその問題を解決しましょう。Schlageの調整ガイドでは、かんぬきの受け金具のずれが動きを妨げることを説明しています。
賃貸では、取り付けと原状回復の条件を大家や管理会社に確認してから注文してください。元の鍵が使えることと、取り付けの許可があることは別です。
今の錠前のどこを残したいか決める
外側の見た目と今の鍵を残したいなら、適合する後付け型を検討します。 August Wi-Fi Smart Lockは、対応するシングルシリンダーのデッドボルトに室内側から取り付ける例です。シングルシリンダーは外側を鍵、内側をつまみで操作する構造です。
ここで紹介するAugustのロックとYale Keypadの組み合わせは、米国・カナダ向けの例です。Augustはスマートロックとアプリの使用地域を米国・カナダに限定しています。どのモデルを買う場合も、設置する国でそのモデルとアプリがサポートされているかを確認してください。
外側の操作部も変えたいなら、デッドボルトの交換型を検討しましょう。 新しい錠前の取り付け図を、記録したドア寸法と照合します。原状回復が必要なら、外した部品も保管してください。
ここでは取り付け方式を決め、機能は別に確認します。後付けか交換型かだけでは、指紋認証、遠隔操作、希望するスマホ連携の有無は判断できません。

使う人に合わせて解錠方法を選ぶ
スマホを持たない家族、定期的に来る人、時計で開けたい人。それぞれが玄関で何を使うかを書き出すと、必要な機能が見えてきます。普段の方法と、それが使えないときの代替手段を決めましょう。
- 暗証番号で入る。 来客にアプリを入れてもらいたくないなら、キーパッドと番号の発行・期限設定・削除方法を確認します。米国・カナダで使うAugust Wi-Fi Smart Lockには、対応するYale Keypadで番号入力を追加できます。単体で施錠できる製品ではありません。選んだロックに必要な入力機能があれば、追加購入は不要です。
- 指紋で入る。 追加料金を払う前に登録条件を読みましょう。KwiksetのHalo Touch用説明書は乾いた指での登録を求め、指紋の損傷や肌の乾燥で登録できない場合は別の指を使うよう案内しています。濡れた手や手袋での解錠を目的に、指紋機能を選ばないでください。
- スマホや時計をかざす。 その型番にホームキー対応の記載があるかを確認します。Appleの案内によると、ホームアプリ対応のロックがすべてホームキーに対応するわけではありません。
アプリの機能数より、ドアを使う一人ひとりが無理なく開けられる方法を優先しましょう。
外出先から使うなら接続経路を確かめる
玄関の近くで操作できればよいのか、外出中にも来客のために解錠したいのか。まずここを決め、ロック、接続機器、使うアプリを一組として確認します。
- Bluetoothで直接操作。 メーカーが別の遠隔接続方法を示していなければ、近距離で使う機能として考えます。下の図ではスマホへの直接接続とハブ経由の接続を分けています。
- Wi-Fi内蔵。 AugustのWi-Fiモデルは、追加ブリッジなしで専用アプリから遠隔操作できます。他の型番やすべてのスマートホームアプリに同じ条件が当てはまるとは限りません。
- Z-Wave。 Schlage Connectはスマートホーム連携に対応ハブを使います。購入する前に、ロックとハブの型番の組み合わせを確認してください。
- Matter over Thread。 Matterは機器間の互換性を支える規格で、Wi-FiやThreadを利用します。CSAの説明でこの違いを確認できます。ThreadボーダールーターはThreadネットワークを家庭内のほかのネットワークにつなぐ機器です。選ぶサービス側で機器を管理するコントローラーや、遠隔操作の要件も確認しましょう。

Matter over Threadのロックが候補にあり、手持ちの機器で足りるか分からない場合は、MatterとThread、ボーダールーターの確認方法へ進んでください。ハブを買い足す前に整理したい点です。
錠前の等級とアカウント保護を分けて調べる
候補の型番について、規格番号と等級を確認してください。ANSIの説明では、数字の等級はGrade 1が最上位で、必要な等級は用途と安全性の要求によって決まります。Grade 3なら必ず室内用、と一律に読み替えないようにしましょう。
住宅用の文字による等級は、防犯性、耐久性、仕上げをそれぞれ評価します。各項目の最高評価がAなので、AAAは三項目とも最高評価という意味です。Schlageの等級ガイドに説明があります。
候補ごとに、アカウント保護、セキュリティ更新、アクセス権削除の手順も探してください。二要素認証に対応するか、紛失したスマホや不要になった来客の権限をどう削除するかを記録します。金物の等級からソフトウェアのサポートまで推測せず、不明点は購入前に問い合わせましょう。
電池切れへの備えまで決めて購入する
スマホの電池切れ、ネットワークの切断、ロック本体の電池切れは別の状況です。それぞれで、どの方法なら入れるかを確認してください。
一例として、Encode Plusは単3形アルカリ電池4本を使い、電池残量低下の表示と予備の物理キーを備えます。他のモデルでは、その説明書で確認し直しましょう。ロック本体の電池が切れた場合、キーパッドは代替の解錠手段にはなりません。

注文前に、短い購入メモを作ってみてください。
- 取り付け条件。 正確な型番、ドア寸法、必要な許可を確認した。
- 解錠方法。 各自が普段使う方法と、締め出された状態でも使える予備の手段を決めた。
- 接続機器。 必要なキーパッド、ブリッジ、ハブ、コントローラーと、すでに持っているものを整理した。
- 電池の管理。 指定電池、交換や充電の方法、警告に対応する人を確認した。
必要なら取り付け費用も含め、全体の金額で比較しましょう。取り付け後はモデルの説明書に従い、ドアを開けた状態で普段の解錠方法と予備の手段を確認してから使い始めてください。
この記事の作り方
ChexlowのAIが、メーカーの取り付け・製品資料、Appleのアクセス機能の案内、ANSI・CSA・Thread Groupの解説を基に執筆しました。ドアへの適合と家族の解錠方法を選ぶための記事であり、製品例は実機テストの結果ではなく、必要条件を説明するためのものです。
Chexlow編集部がまとめました · 記事内の画像はAIイラストです
