最初に、話しかける面を確認する
録音アプリの入力がUSBマイクになっているか確かめ、説明書で話しかける面を確認します。NT-USB Miniのガイドも、最初に音声の入出力先としてマイクを選ぶよう案内しています。ノートパソコンの内蔵マイクで録音していたら、机のマイクを動かしても正しく比較できません。
グリルを上に向ければよいとは限りません。エンドアドレスは先端から、サイドアドレスは指定された側面から声を拾います。RØDEはXDM-100とXCM-50でこの違いを説明しています。形やダイナミック・コンデンサーの区分だけで判断せず、使っている機種の図を見てください。
近づけてから、息の通り道を少し外す
距離は機種の案内を出発点にします。RØDEはNT-USB Miniで声を録る場合、口から6インチ未満を推奨しています。およそ15cmより近い位置ですが、すべてのUSBマイクに共通する指定ではありません。
遠くに置いてゲイン、つまり入力信号の増幅量を上げると、周囲の音も大きくなることがあります。一方、近づきすぎると近接効果で低音が強くなる場合もあります。RØDEの配置ガイドは、この両方を説明しています。普段の姿勢で保てる距離を決めてから、マイクの入力レベルを調整しましょう。
息が当たってボッと鳴るなら、声を拾う面は口へ向けたまま、マイクを少し横へ移してみます。息をカプセルに直撃させず、脇へ通すためです。少しずつ変えて録音を聴き、使いやすい位置を探します。一律の角度を決める必要はありません。

図はエンドアドレスのマイクで位置関係を示しています。サイドアドレスなら、指定された側面を口へ向けてください。
打鍵音と机から伝わる振動を分けて聴く
指向性のあるマイクでは、主に音を拾う方向に口が来るようにし、可能ならキーボードをその方向から外します。指向性を切り替えられる機種は、選択中の設定も確認しましょう。ただし、RØDEが説明するように、指向性マイクにも反射音や室内の騒音は入ります。向きを変えても周囲の音がすべて消えるわけではありません。
タイピングでは、机とマイクの支持部分を通じて振動が伝わることもあります。ポップフィルターは息への対策なので、この衝撃音を直す目的では選ばないでください。
声だけ、タイピングだけ、話しながらタイピングする場面を、それぞれ録ってみましょう。キーボードの位置か手持ちのマイクスタンドの位置を一つずつ変え、カチカチした音と低い衝撃音を分けて聴きます。この比較だけで伝わる経路を断定はできませんが、次に調整する箇所を絞れます。
息のノイズが残ったらフィルターを検討する
まず、付属品や内蔵の対策を確認します。NT-USB Miniはポップフィルターを内蔵し、MV7の説明書はウインドスクリーンによる破裂音対策を案内しています。付属の保護部品は、その機種の指示に沿って使いましょう。
位置を調整しても息のノイズが残るなら、外付けのマイク用ポップフィルターが次の候補です。RØDEによると、カプセルに届く前に息の流れのエネルギーを分散させます。取り付け部がスタンドに合うか、口とマイクの間に置いても無理のない距離で話せるかを確認してください。
マイクにかぶせる交換用ウインドスクリーンは、元の部品がない場合や交換が必要な場合に検討します。必ず正確な機種名で対応を確認しましょう。MV7の例は、そのカバーがほかのマイクにも合うことを示してはいません。新しいウインドスクリーンと外付けポップフィルターを両方買う必要があるかは、録音で判断できます。
録り直して、次に何を変えるか決める
比較では同じ文を普段の声量で読みます。息が強く出る言葉、短い無言の間、いつものタイピングを含めると確認しやすくなります。この間は新しい音声エフェクトを追加せず、再生時の声の大きさをそろえて聴きましょう。録音全体が小さくなっただけで、ノイズが改善したと思わないためです。ShureもMV7のガイドで試し録りと一定の距離の維持を勧めています。
息が当たっていないところでも大きな声が歪むなら、入力レベルを確認します。MV7の手動モードで過大入力によるクリッピングが起きた場合、Shureはマイクゲインを下げるよう案内しています。回しているつまみの役割も確認してください。NT-USB Miniの前面つまみはヘッドホンの出力音量用で、マイクの入力ゲイン用ではありません。
声が十分に聞き取りやすく、無理なく姿勢を保てるなら、その配置を使い続けましょう。手持ちのマイクが、日常では保てない距離でしか十分に録音できず、買い替えを考える場合は、録音距離と部屋に合うマイク方式の選び方へ進めます。買い替えは、置き方を確かめてから判断する問題です。
この記事の作り方
ChexlowのAIが、RØDEの配置ガイドとNT-USB Mini、Shure MV7の取扱説明書をもとに執筆しました。録音の比較手順は、手持ちの機材を調整するための編集上の提案です。独自の実機テストを報告する記事ではありません。
Chexlow向けに制作したオリジナルのSVG説明図