まずはマイクを置く場所を決める
無理のない姿勢で、口元とマイクの距離を保てますか。近づくほど、部屋の響きに対して直接届く声の割合が増えます。ただし、ラグを一枚敷くだけでは十分な吸音対策になりません。Shureの録音ガイドで、この二つの点を確認できます。
パソコンを動かしたまま、実際に録音する席に座ってみましょう。鳴り続ける騒音と、話し終えた後に残る響きを分けて確認します。可能なら騒音源から離れ、前かがみにならずに使えるスタンド位置を考えます。これはどちらの方式でも必要な準備です。

口元で話す用途ならダイナミックから
ポッドキャストやトーク中心の配信なら、カーディオイドのダイナミックを最初の候補にできます。近い距離を保てることが条件です。カーディオイドとは前方をよく拾い、後方を拾いにくい単一指向性のこと。ダイナミックという動作方式とは別の特性です。Shureの指向性解説が参考になります。
騒音を消す装置としては選ばないでください。感度は、一定の音圧に対してどれだけ電気信号を出すかを表します。声とファンの音を聞き分ける能力ではありません。低感度だから部屋の音も少なくなる、と決めつけないことが大切です。Shureの感度の定義で意味を確認できます。
例として、Samson Q2Uはカーディオイドのダイナミックで、USBとXLRの出力、直接モニターできるヘッドホン端子を備えます。まずはパソコンにつなぎ、後からXLRも使いたいなら、こうした構成が比較対象になります。
歌やアコースティック楽器ならコンデンサーも試す
声や楽器の細かな変化を収めたいなら、コンデンサーも試聴候補に入れましょう。軽い振動板は音の速い変化に追従しやすい構造です。ただ、それだけで自分の声に合う一本が決まるわけではありません。Neumannの解説が、この構造上の違いを説明しています。
断面図のダイナミックは、磁界の中でコイルが動くことで信号を生みます。コンデンサーは振動板と帯電した背面の板を使い、電子回路に電源が必要です。Shureのカプセル解説に沿って見比べてください。

Audio-Technica AT2020は48Vファンタム電源を必要とするXLRコンデンサーです。最大入力音圧は、1kHz・歪率1%で144dB SPL。大きな音にはコンデンサーを使えない、と一律に考えず、機種ごとの上限を確認しましょう。
小さな音を録るなら、マイク自身が発生するノイズであるセルフノイズも比較します。これが低くても、部屋の騒音が消えるわけではありません。Neumannのノイズ解説が両者の違いを整理しています。
接続方式と機材一式の予算を決める
USBかXLRかは、カプセルとは別の選択です。コンデンサーのRØDE NT1 5th Generationも両方に対応しています。USBでは内蔵の増幅・変換回路を、XLRでは外部機材を使います。
- USBで使う場合。 パソコンと録音アプリへの対応、付属ケーブル、取り付け用の部品を確認します。
- XLRで使う場合。 対応機材を持っていなければ、マイクケーブルとマイク入力付きのオーディオインターフェイスも予算に入れます。入力数とゲイン、つまり信号を増幅できる量も確認しましょう。プリアンプは、デジタル変換前の小さなマイク信号を増幅します。Focusriteの接続解説が参考になります。
ファンタム電源が必要かは、マイクの説明書で確かめます。抜く前にはゲインを下げ、48Vを切りましょう。低出力のダイナミックでは、電源よりも十分なゲインの確保が課題になることがあります。Focusriteの設定ガイドで確認できます。
インターフェイスまで買うべきか迷ったら、最初の機材選びで考えるUSBとXLRの違いへ。追加機材を決める前に整理しておきたい点です。
アクセサリーを増やす前に候補を聴き比べる
借りたり試用したりできるなら、使う部屋で自分の声や楽器を録ってみましょう。Neumannもこの比較方法を勧めています。再生音量をそろえ、可能なら音声補正を切って聴くと、それぞれが拾った音を判断しやすくなります。
無音の間、最も大きな音、普段どおりに動いたときの音色。この三つを確認してください。続けられない姿勢でしかうまく録れないなら、置き方や候補を見直します。
近づくと低音が膨らみすぎる場合は、少し離れてみます。息による破裂音が残るなら、角度を少し変えるかポップフィルターを検討しましょう。Shureの配置ガイドを参考に、買い替える前に位置で改善できるか確かめてください。
この記事の作り方
ChexlowのAIが、Shure、Samson、Audio-Technica、RØDE、Focusrite、Neumannのメーカー資料をもとに執筆しました。確認した仕様と録音の原則を、初めて購入する人の比較基準としてまとめています。実機テストや新たな人による監修を報告する記事ではありません。
Chexlow編集部がまとめました · 記事内の画像はAIイラストです
